TARO BLOG

住宅設備のインターネット販売を行う、サンワカンパニー代表取締役社長山根太郎のブログです。山根自身の取組みや日々感じていることを発信していきます。

サステナビリティについて

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サステナビリティ基本方針を策定しました。

ですが、あくまで既存事業や取り組みの中でどの項目に当てはまっているかを記載しているもので、現状の我々の事業活動を通して本当に持続可能な社会を実現できるほどのインパクトが無いことを恥ずかしく思っています。

 

先日、海外の機関投資家と面談する機会があり、『本来の投資家の役割とは何か?』という興味深い話を聞きました。彼ら曰く、「持続可能社会を実現するような企業や経営者にしか機関投資家は投資しないというトレンドが出来れば、おのずと起業家はサステナビリティを意識したビジネスを創造するようになる。自分たちで事業をするわけではないが、その潮流を作るのが仕事。」とのこと。

 

さて、事業会社サイドはというと、SDGsやESGが話題になることは多いですが、上記の投資家の本来の意図を理解せず、SDGsを意識した経営をしないと株価が上がらないという捉え方をしている企業も少なくないと思います。株価が上がらないと経営者が再任されないかも知れない。だからSDGsに力を入れるというのはただの自分本位ではないでしょうか。

 

そもそもビジネスとは社会課題を解決するものであるべき。
極端に言えば、SDGsなどと言われなくても、自分たちが生きた時代より良い社会を子供たちに残そうと意識できて当然だと思います。

 

少し余談になりますが、先日息子が色塗りで人間の顔を緑に塗っていました。
「なんで緑なの?普通は肌色でしょ。」と聞くと、息子は怪訝そうに「ハダイロってなに?」と聞き返してきました。私が色鉛筆の中から「これだよ。」と取り出した色には『うすだいだい色』と記載されていました。そして息子に「だって肌の色なんか全員違うやん。」と言われ、もはや自分も旧来型の人間なんだと、ハッとさせられました。
結局、SDGsやESGを意識しなければならないのは、旧来型の固定観念に縛られた考えに基づいてしまっているからです。

 

これから我々がなすべきことは、早く既存の事業を成長させて、よりサステナブルな事業自体や研究開発を行うこと。そして早く若いリーダーを育てること。これ以外にありません。

 


くらしを楽しく、美しく。