TARO BLOG

住宅設備のインターネット販売を行う、サンワカンパニー代表取締役社長山根太郎のブログです。山根自身の取組みや日々感じていることを発信していきます。

中国の住宅市場において

先日、3月19日から21日の日程で中国にて開催された「深センファッション家具設計展示会」を視察し、ゲストスピーカーとして登壇させて頂きました。

 

巨大なLEDスクリーンの前で大勢の中国の方を前に話をするのは少し緊張しましたが、上海駐在時代に培った中国語を駆使して挨拶と自己紹介をするとウケたので、その後はいつも通り会社の紹介をし、すでに中国でサンワカンパニー商品を購入いただけるようになっていることをアピールしてきました。

 

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今回視察をして感じたのが、やはりこの国のトレンドの移り変わりは日本と比べモノにならないほど早いということです。

 

ひと昔前までは、モダンやミニマルなものは市場に殆どなく、金や銀の龍やペガサスの装飾の付いたコテコテのデザインが多かった印象ですが、あっという間にそれらは少数派になってしまっていました。

 

また、更に大きな流れがあります。これまで中国におけるマンション開発は内装には一切手を付けずにコンクリート剥き出しのスケルトン渡しが主流でした。

ところが中国政府は、環境負荷の低減や投機目的の購入を抑えるために、マンション建設においては引き渡し条件をスケルトンからインフィル(内装付)に義務化する方向へシフトしており、これを受けて分譲住宅の内装工事を義務付ける政策が、多数の省や市から発表されています。

 

既に日本においては2003年からシックハウス対策に係わる法規制が出ており、F☆☆☆☆(フォースター)の基準をクリアする建材が多く流通しています。これらは原因となるホルムアルデヒド等級において最上級規格となっており、最も地球環境に優しい建材となっています。中国において投機目的ではなく実需が増えるということは、そこに住む人の安全、安心を考える建材の必要が出てくるということです。

 

以上のことから、中国ビルダーやデベロッパーからサンワカンパニーの建材や設備に対して多くの引き合いを頂いています。特に当社はデザインに力を入れているため、これから家を買う世代に響く商品が多いとの評価を受けており、上海、武漢の既存ショールームを中心に引き合いが増えてきています。

 

近々、中国の販売代理店が法人登記をして1年が経ち、天猫(Tmall)の出店条件を満たすことができるので、インターネット販売を始めることができるようになります。

いよいよ13億人のマーケットに対してアクションが起こせることにワクワクしています。